オーストラリアで看護師として働くためには、英語力の証明が不可欠です。以下に、最新の英語要件や試験選択のポイントを整理しました。(2025年6月現在)
看護師登録に必要な英語力
オーストラリアで看護師として登録するには、以下の英語試験のスコアが求められます:
IELTS(アカデミック)
Overall 7.0 以上
各セクションスコア:
- Listening:7.0以上
- Speaking:7.0以上
- Reading:7.0以上
- Writing:6.5以上
もしくは2回のIELTS Academic 試験の各セクションを合算して、以下のスコア以上を満たすこと:
- Listening:7.0以上
- Speaking:7.0以上
- Reading:7.0以上
- Writing:6.5以上
条件:2回の試験は1年以内に受験したものであること
すべてのセクションで最低6.5以上のスコアを取っていること
OET(医療英語試験)
- Speaking:B以上
- Listening:B以上
- Reading:B以上
- Writing:C+以上
もしくはOET試験の各セクションを合算して、以下のスコア以上を満たすこと
- Speaking:B以上
- Listening:B以上
- Reading:B以上
- Writing:C+以上
条件:2回の試験は1年以内に受験していること
すべてのセクションで最低C+以上を取っていること(両方の試験とも)
TOEFL ibt
総合スコア(Total):94点以上
各セクションスコア:
- Listening:24点以上
- Reading:24点以上
- Writing:24点以上
- Speaking:23点以上
PTE Academic
Overall(全体スコア):66以上
各セクションスコア:
- Listening:66以上
- Reading:66以上
- Writing:66以上
- Speaking:56以上
もしくはPTE試験2回のスコアを合算して、以下を満たすこと:
- Overall(全体スコア):66以上
- Listening:66以上
- Reading:66以上
- Writing:66以上
- Speaking:56以上
条件:
2回の試験は1年以内に受験していること
両方の試験で、すべてのセクションが56点以上であること
Cambridge(C1 Advanced or C2 Proficiency)
Overall(総合スコア):185ポイント以上
各セクションスコア:
- Listening:185以上
- Reading:185以上
- Speaking:185以上
- Writing:173以上
もしくは2回分のスコアを合算して、以下を満たす:
- Listening:185以上
- Reading:185以上
- Speaking:185以上
- Writing:173以上
条件:2回の試験は1年以内に受験していること
両方の試験で、各セクションすべて176ポイント以上であること
これらのスコアは、看護師登録だけでなく、永住権(独立技術移住)申請時にもポイント加算の対象となります。
英語要件の変更点(2025年4月以降)
2025年4月から、英語試験の要件に以下の変更が適用されます:IELTSライティング:7.0 → 6.5に引き下げ
- OETライティング:B → C+に引き下げ
- 複数回の試験結果の組み合わせ:有効期間が6か月から12か月に延長これにより、特定のセクションでスコアが不足していた場合でも、再受験の機会が広がります。
IELTSとOETの比較
| 特徴 | IELTS | OET |
| 試験内容 | 一般的な英語能力を評価 | 医療現場で必要となるコミュニケーションに特化した英語能力を評価 |
| 試験頻度 | 月に2~3回実施 | 月に1回実施 |
| 試験費用 | 約AUD$460 | 約A$587 |
| 試験会場 | 世界中に多数存在 | 限定的な地域に設置 |
| メリット | 受験機会が多く、費用がOETに比べて比較的安価 | 医療現場での実践的な英語力を評価 |
OETは医療専門職向けの試験であり、実務に直結した英語力を測定します。一方、IELTSは一般的な英語力を評価するため、受験者の目的やバックグラウンドに応じて選択が必要です。


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