12月5日、シドニーはタウンホール近くのABM Further Educationで一月から開校予定のCertificate III in Health services assistanceのデモクラスに参加してきました!!

一時間という枠ではありましたが、実際にクラスを担当する先生からアシスタントナースについて、オーストラリアの正看護師について、業務内容はどう違うの?Aged careで働くこととの違いは?などなど職場での具体例を交えながらの説明がありました。
実際に病院で使用するベッドや移乗をサポートしてくれる機械の使い方を見学者の方に説明しました。私も少しだけお手伝いさせていただきましたが参加者の方も熱心に見学していて有意義な時間だったのではないかなと思います。

もう一人演習を手伝ってくれる患者のダイアナです。
お人形なので人とはまた違いますが、可動域も広く実際の人間と変わらず身長があるので移乗の練習には欠かせない存在となっています。(大学などの正看護師のクラスだと点滴のルート操作や気管切開のケアの演習にも使われたりするのでこういう授業で使われるマネキンは機能満載です)

オーストラリアのヘルスケア業界で働くのであれば絶対知っていなくてはいけないものです。
Sara stedy(サラスタディ・サラステディ)といいます。
握力・腕力・座位を保持できる方向けの移乗器具になります。

こちらはスタンドアップリフターといって、完全に持ち上げるまでの介助はいらないけれど例えば下肢のオペで一方の足に負荷をかけられない方、ものにつかまって起き上がるのが難しい方に使われます。

また、通常の椅子だと座位を保てない方や、下肢の挙上の必要性がある方はこういったリクライニングチェアに座ることもあります。ずっと寝たきりでいると筋力も落ちますのでリハビリの一環としてこういった負担の少ない椅子に座る時間を長くしたりしっかりと上半身を起こすことで誤嚥を防げます。
アシスタントナースの授業は実技をとても大事にしています。
看護師の経験がある方はご存じかと思いますが、医療系のクラスは座学だけでは成り立ちません。知識だけで使い方を知っていても練習していなければものを目の前にしても正しく使うのは難しいですし、無責任なことではないかなぁと思います。
先生も授業中に何度も言っていましたが、
「バカな質問なんてない」
「知らないことであるならば絶対一人でやらないように」
本当にこれだと思います。
アシスタントナースの業務のほぼ半分を占めるのが移乗・移動介助です。自分の為にも患者さんの為にも安全に過ごせるようとてもに大事な授業だなと思いました。
先生の経験談を交えて話してくれると想像がつきやすいし、クスっと笑うこともあったりで楽しい授業になっています。私も改めて勉強させていただきました!
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Cetificate III in Health Services Assistance
https://abm.edu.au/health-and-wellness-courses


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