アシスタントナース(AIN)として働くには、
どこで求人を探すのか?どう応募すれば採用されるのか?何が必要なのか?
という点が最大の疑問になります。
看護シゴトの問い合わせでも一番多いのが仕事についての質問です。
特にオーストラリアでは、求人の探し方や履歴書の書き方で採用確率が大きく変わると言われています。
ここでは、実際に採用された方の事例を元にアシスタントナースの仕事に就く方法についてまとめてみました。
SEEK・Indeed・Jora などの求人サイトの使い方
アシスタントナースの求人の多くはオンライン求人サイトに掲載されています。
主な求人サイト
- SEEK
- Indeed
- Jora
- Gumtree
日本語の求人サイトだとたまに
- 日豪プレス
- JAMS,TV
にも掲載されています。
効果的な検索キーワード
- “Assistant in Nursing”
- “AIN”
- “Aged Care Worker”
- “Personal Care Assistant (PCA)”
- “Personal Service Assistant(PSA)”
- “Disability Support Worker”
などなど
応募のコツ
- 継続的に応募する
- 急募してます!という求人を優先する
- 求人の「Selection Criteria」や「Requirement」に書かれた要件を履歴書(CV)に必ず反映する
- どんな人が求められているのか求人から読み解く
オンライン応募は大量に募集していたり、定期的に求人を出しているだけの場合もあるので採用率が低い・返事が返ってこないこともありますが、応募件数を増やすことでチャンスが広がります。
すぐに返事が返ってこなかったりもするので、忍耐と根性も大事です。
こちらも参考にしてみてください!!
介護施設へ直接応募する際のポイント
多くの方が就職を成功させているのが、施設や病院への直接訪問(Walk-in) です。
直接応募のメリット
- 英語力を見てもらえる。
- 職場の雰囲気を知ることができる。
- 駅やバス停からのアクセスを知ることができる。
- 履歴書とCVをすぐ渡せる。
- その場で面接につながることも多い。
- 面接した後すぐお仕事をゲットできる人もいる。
直接訪問の流れ
- 施設に電話して「Job applicationの受付」を確認する。またサイトで確認する。
- 可能であれば Manager / Team Leader の時間を聞く。直接渡せるのが一番いいです。
- その時間に合わせて履歴書を持参する。
- 簡単な自己紹介・経験の説明をする。
- トライアルシフト(試用勤務)につながることもある。
持参するもの
- 英文履歴書(CV)
- カバーレター
- パスポート(身分証)
- ワーキングホリデービザのコピー
- 可能であれば Police Check(無犯罪証明)
人手不足の施設が多いけど、求人を出していないところもあるみたいなのでWain-inで履歴書を渡す価値はあると思います。
英文履歴書(CV)の作成ポイント
アシスタントナースの採用で最も重要なのは英文履歴書です。
海外での看護師経験がある場合、以下のポイントを必ず盛り込みましょう。
記載必須項目
- Nursing qualification(看護師資格)
- Clinical experience(病棟経験)
- Skills(観察・記録・コミュニケーション)
- Certificates(First Aid, CPR, Manual Handlingなど)
- Language skills(EN/JPN)どれくらい話せるのか。
経験があるなら、その時の役割なども含めるといいと思います。
また、履歴書は基本的にポジティブに書くことが大事です。
採用担当者が見るポイント
- 患者ケアの経験(病棟・外来など)
- チームで働けるか
- 安全管理への理解
- 英語で報告・連絡ができるか
- 資格の有無
- 雰囲気
日本での看護経験は非常に高く評価されることが多いため、
経験内容を具体的に書くことが採用率アップにつながります。
また、短所などについてはこれからどのように克服していくのか、自分なりにしている工夫なども書いておくといいと思います。
Cover Letterの書き方と例文
Cover Letter(志望動機書)は、採用担当者が「読むかどうか」を決める重要書類です。あなたがどういう人間で、なぜそこで働きたいのかという思いを込める採用担当者へのお手紙です。
書くべき内容
- 自己紹介(看護師資格・英語力)
- その施設で働きたい理由
- 自分が提供できる強み(臨床経験・丁寧なケア)
- シフトに柔軟に対応できること
- 連絡先と面接希望の旨
「自分の強みを教えて」とか「こういう時にはどのように対処しますか」などの質問は面接でも聞かれる内容なので自分の中でまとめておくといいと思います。
一文例
I am a registered nurse from Japan with three years of clinical experience.
I am confident in providing safe and compassionate care to your residents/patients.
Cover Letterの質で採用率が大きく変わります。
また、履歴書やカバーレターの誤字・脱字がないことも比較的重要だと言われています。
日本での臨床経験がどれくらい評価される?
日本の看護師資格は海外でそのまま使うことはできませんが、アピールの仕方によって日本での看護師経験は海外で非常に高く評価されます。
評価されるポイント
- 日本の看護は世界的にレベルが高い
- 感染対策や安全管理の知識が優れている
- 綺麗好き
- 丁寧な観察・記録が得意
- 礼儀正しいと言われる
- 対応が柔らかい
- 勤勉
上司からのコメント
“You guys have an incredible work ethic, and when combined with Australia’s great work-life balance, you always manage to give your best”
(あなたたちは本当に素晴らしい仕事への姿勢を持っていて、それがオーストラリアの素晴らしいワークライフバランスと合わさることで、いつも全力を発揮できているよ。)
これは私が実際上司に言われたことです。
仕事への姿勢というものを褒めていただけることが多いです。
また、オーストラリアで経験がなくても海外で臨床経験がある人は、
未経験者と比べ採用率が高い と言われています。
現場は即戦力を求めていることが多いからですね。


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